鹿島が約2カ月ぶりにホームで勝った。松本を下し、4月3日鳥栖戦(3-1)以来となる本拠2勝目。立役者は2試合ぶり先発のFW赤崎秀平(23)だった。1点を追う前半7分、DF西が右サイドから中に頭で落とした球に鋭く反応し、一瞬で相手DFとGKの前に出て右足を合わせた。さらに同45分、FKのこぼれ球を受けて右足でゴール右上に決めた。

 昨年11月のC大阪戦に続く1試合2発。チームがオフに188センチの高崎、2週間前に186センチのジネイを獲得しており1トップ争いは激しいが、174センチの「柳沢2世」は最近欠けていた流動性で相手を崩せる。「刺激を受けつつ違う特長を生かしたかった」と喜んだ。

 これで、初昇格組との対戦は9戦負けなし(5勝4分け)も、久々の快勝だ。02年の仙台戦(0-2)以降は引き分けや接戦が多かったが、終了間際に狙い通りの速攻で、MFカイオが追加点をゲット。気持ち良く勝って「借金1」を返済した。