ナビスコ杯の決勝トーナメント組み合わせ抽せん会が29日、都内で行われ、J1第1ステージ優勝の浦和は、準々決勝で新潟と対戦することが決まった。くじを引いたMF関根貴大(20)は「チームメートから引けと言われた位置とは違ったけど、新潟戦はいいイメージはある」と話した。

 関根は20歳で、大会の最優秀新人に贈られるニューヒーロー賞の対象。この賞は歴代受賞者が軒並み日本代表に入った、出世コースの入り口だ。関根はすでに、同じように代表経験者が受賞者リストをほぼ占める、リーグ月間MVPを5月に受賞した。ダブル受賞ならG大阪FW宇佐美に続く2人目。関根は「1つでも多くタイトルを取るのが目標。ニューヒーロー賞も後からついてくる」とうなずいた。

 同杯準々決勝では他に、鹿島と東京、神戸と柏、名古屋とG大阪が対戦する。