清水MF村田和哉(26)が、第2ステージ(S)で救世主になる。11日の神戸戦に備えてチームは7日、午前練習で調整。4月のアウェー広島戦で肉離れを起こして戦線離脱していた村田は今月上旬の御殿場キャンプで復帰。この日もシュート練習で精度の高いクロスを上げ「状態はいい。90分間は厳しいかもしれないが、切り札的な感じではいける」と意欲を示した。

 復帰を待ちわびる声が多いこともモチベーションになっている。村田は4日の練習試合後、清水でのイベントに参加した。市民らから多くの激励の言葉を受けたといい「第1Sは期待を裏切ってしまったので、結果で返したい」と、並々ならぬ思いで戦う覚悟を示した。

 昨季はリーグ終盤で貴重なゴールを挙げるなど、J1残留に大きく貢献。今季はケガで約2カ月間を棒に振ったが、完全復活は間近だ。村田は「第2Sは人生がかかった大事な17試合。与えられた時間で全力を尽くしたい」と意気込みを語った。【神谷亮磨】