日本代表MF柴崎岳(23)が、2戦連発となる2得点で鹿島の2連勝に貢献した。0-0で迎えた後半42分。「集中して1本狙っていた」と、MFカイオのバックパスに走り込み弾丸シュートで先制。2点目も鳥栖の前がかりでできたスペースを突いた柴崎のパスが起点になった。そして同ロスタイム5分にダメ押しの3点目を決めた。

 3得点に絡む大活躍に「(リーグ戦)1試合2ゴールは初めてだと思う。多少興奮している。自分の力で2点を決められて良かった」。左足第5中足骨を痛めた影響で先月20日の横浜戦を最後に長期離脱したが5戦ぶりに復帰した25日の東京戦で1得点1アシストと活躍し、勢いがあった。

 鳥栖戦は「この2試合でコンディションを上げていくプランだった」という。今日30日に出発する東アジア杯(中国・武漢)へ、「まだ運動量が足りない」と話したが気合十分だ。「代表として集中して取り組みたい。プレーの質が上がれば、ゴールやアシストはついてくる」。快勝に導き弾みをつけた。【菊川光一】