G大阪DF岩下敬輔(28)が、代表入りを手繰り寄せる。明日22日のホーム清水戦に向け、20日は万博練習場で非公開調整。右アキレスけん痛を抱えながらもこの日から練習合流し、強行出場が濃厚だ。16日東京戦を視察した日本代表ハリルホジッチ監督がセンターバックの新戦力を探しており、対人に強い岩下も有力候補だ。

 清水戦は9月の代表発表前、最後のリーグ戦で「プロである以上、そこ(代表)は目指さないといけない」と気を引き締めた。チームの主力守備陣は岩下を除く3選手が代表入り。“最後のDF”として、秘めた思いがある。時には荒々しいプレーもするため、長谷川監督は冗談で「退場もあるからね。使わない方がいいかな」と漏らすほど。だが東アジア杯で1勝もできなかった日本に闘魂注入するにはうってつけの存在。岩下は「JでもACLでも自分は世界基準でやっている」と言い切った。