若手主体で臨んだ磐田はホームで福岡に敗れ、2回戦で姿を消した。

 前半9分、MF上村岬(23)のシュートがクロスバーをたたき、こぼれ球をFW中村祐輝(28)がヘディングで押し込もうとするが、相手GKがパンチングで防いだ。同ロスタイムには、上村とMF松浦拓弥(26)が立て続けにシュートを放つが、先制点を奪えず0-0で折り返した。

 後半23分、セカンドボールへの対応が遅れて先制を許した。その後はMF小林祐希(23)を投入するなど攻勢をかけたが、決めきることができなかった。サイドバックに入ったDF岡田隆(31)は「手応えのある試合はできたけど、もっと結果にこだわらないといけない」と悔しさをにじませた。

 しかし、後半に許したシュートは失点の1本のみ。安定した守備など明るい材料もあり、名波浩監督(42)は「勝たせてあげたかったという気持ちが強い。球際のアプローチや相手への気持ちなど、トータルで見てもいい内容だった」と評価していた。