G大阪の日本代表DF米倉恒貴(27)が、気持ちを切り替えてリーグ戦に挑む。

 10日、イラン遠征から帰阪しクラブに合流。12日のアウェー鹿島戦に向けて非公開練習に臨んだ。

 今回初めてW杯予選に参加。出場はならなかったが「出たときのイメージはできた。いい刺激になった」。特にポジション争いを繰り広げる両サイドバックの3人(長友、酒井宏、酒井高)は海外組。「運動量が(自分より)先をいっているし、プレーの質も高い。冷静にすごいと感じた」。それでも、ポジションを奪い取る気持ちは強く持っている。「彼以上のプレーができれば試合に出られる」と、闘志を燃やした。

 そのためにも、まずはリーグ再開戦となる首位鹿島との大一番。5位のG大阪にとって、これ以上負けは許されない。攻守においてキーマンとなる米倉は「ガンバでやれないと意味がない。ダメなプレーをするとすぐ試合に出られなくなる。鹿島戦に集中したい」。代表で刺激を受けた27歳が、G大阪で勝利に貢献する。