日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(63)が、川崎F-名古屋戦を視察し、ショックで表情を曇らせて帰路に就いた。モワンヌ・フィジカルコーチを帯同し「コンニチハ」と笑顔で会場入り。しかし、後半途中に日本代表の名古屋FW永井謙佑(26)が右肩を強打し負傷交代。帰ろうと玄関に降りてきたところで、永井を搬送する救急車と鉢合わせ。血相を変え「永井はいるのか?」と控室へ。腕をつって歩く永井に寄り添い、頭をなでて声を掛けて勇気付け、救急車の手前まで付き添った。

 この時点では骨折の可能性もあり、今季絶望の恐れもあったが、その後の検査で脱臼と診断されたようで、長期離脱は避けられそう。10月のシリア戦(中立地オマーン開催)の招集は微妙だが、最悪の事態だけは回避できたようだ。