清水のFW鄭大世(31)が勝利につながる一発を狙う。今日26日のホーム広島戦に備え、チームは25日、完全非公開で調整。鄭はフルメニューを消化したようで「ベストを尽くしたい」と言葉に力を込めた。

 先月29日の東京戦で加入後初ゴールを挙げ、前節浦和戦はCKから同点ゴールをマーク。ゴール前に飛び込むタイミングを変えたことで「点で合わせることができた」と手応えもあった。しかし、自らの得点は勝利につながっておらず、チームも降格圏を脱出できていない。浦和戦後「精神的に持ち直すには時間がかかる」と思わず弱音をもらしたが、この日の練習後は「落ち込んでいる暇はない」と気持ちは切り替わっている。

 今季は残り6試合。「勝つためにチームとして2点は絶対に必要」と話す鄭が、チームを勝利に導くべく、貪欲にゴールを目指す。【神谷亮磨】