G大阪GK東口順昭(29)が悔しさをリーグ戦で晴らす。

 日本代表の遠征を終えて帰阪した15日、大阪・万博練習場でクラブの練習に合流。

 東口は今回の中東遠征で行われたW杯アジア2次予選シリア戦と、親善試合イラン戦の2試合とも出場機会がなかった。「(移動や気候の大変さより)悔しい気持ちの方が上回る。この気持ちをどれだけぶつけられるかに意識は向いている」と拳に力を込めた。

 昨年11月からの国際Aマッチ17試合全て招集されているが、出場は国内組で臨んだ東アジア杯の1試合だけ。その中で親善試合だったイラン戦は「チャンスは来るものやと思ってた」。現に国際Aマッチ出場が東アジア杯の1試合にとどまっていた同僚のDF米倉恒貴(27)や丹羽大輝(29)は出場を果たした。「そういう中で(チャンスが)こなかったのが悔しい。使えへんと思ってるから出さないわけで、もっと改善しないといけない」。

 そして、偶然にも17日のリーグ再開戦がライバルGK西川が所属する浦和戦(万博)となる。「勝てたら評価が変わってくるかもしれない。何くそ、という気持ちも出てきた。そういう思いができて結果的には良かったのかもしれない。幸いにも僕はリーグでチャンスが巡ってくる」。胸に秘めた思いを忘れず、完封で勝利に貢献する。