女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」復帰を目指すMF安藤梢(33)が19日、加入が内定している女子ブンデスリーガのクラブのメディカルチェックを受けるため、成田空港から渡独した。

 今夏の女子W杯カナダ大会初戦スイス戦で左足首を骨折。昨季の女子欧州CLで優勝を経験したフランクフルトとの契約満了後、所属クラブがないまま、母校の筑波大で手術とリハビリを行ってきた。9月にはボールを蹴り始め、すでに実戦形式練習を出来るまでに回復。ドイツクラブとの正式契約後すぐにチーム練習に合流する予定だ。

 安藤は「長いリハビリ生活を終えて、やっとサッカーが出来ることが楽しみ。ケガする前より体も精神的にも強くなった。いろいろな方に支えてもらったことを感謝したい。自分自身は次の試合から出たい気持ち。なでしこに呼ばれるために結果を残すことにこだわっていきたい」。来年2月末から始まるリオデジャネイロ五輪アジア最終予選だけでなく、11月末に予定されている、なでしこジャパンのオランダ遠征でのメンバー入りにも意欲を示した。