J2降格が決まっている清水の田坂和昭監督(44)が今季限りで退任する見通しであることが24日、分かった。最終節の11月22日の甲府戦までは指揮を執る予定。

 同監督は8月1日に大榎前監督の辞任を受けてヘッドコーチから昇格。第1ステージ最下位に低迷したチームの再建を託されたが、前節の17日仙台戦の敗戦後にクラブ初のJ2降格が決定。この日も柏に完敗し、クラブワーストの10戦勝ちなしとなった。

 続投とみられていた原靖強化部長(47)も、成績不振を理由に退任することが確実。後任監督についてはJリーグ指導歴のある日本人をリストアップし、強化部長が決まり次第、本格的な交渉を進めていくという。ただ、現在も原強化部長が来季の選手編成を行っており、明確なビジョンを示さないフロントへの不信感を抱く選手の流出は避けられそうにない。