今季甲府から期限付きで柏へ移籍し、33試合でチーム最多14点を挙げているFWクリスティアーノ(28)が12日、シーズン終了後に柏を退団することを明言した。

 クラブ施設での練習後、「1番は柏に残りたいという気持ちが強かった。でもそれが難しくなった今、次に起こることを待つしかない」と話し、柏との契約延長の可能性がなくなったことを明かした。

 ただ、同FWは来季も日本のクラブでプレーすることを希望しており、届いていたブラジル1部クラブからの正式オファーは断ったという。「まだブラジルには戻りたくない。日本が好きだし、家族も気に入ってくれている。日本に残りたい。でもどうなるか分からないから、今は待つだけだよ」と話した。

 クリスティアーノは、15日には天皇杯4回戦でレンタル元の甲府と戦う。「今年1年レイソルでやってきて、自分のサッカー人生で1番活躍することができた。このチームで最後、優勝で終われれば幸せ」と有終の美を飾る意欲をみせた。