ホームの札幌が複数得点を挙げ、最終戦を飾った。

 前半29分にFW都倉賢が、MF石井謙伍(ともに29)の右クロスを、ゴール前で受け、反転して左足で流し込み先制点を決めた。同42分にはDF福森晃斗(22)の右CKを、MF宮沢裕樹(26)がヘッドで合わせ2点目、同ロスタイム1分にはMF小野伸二(36)のシュートのこぼれ球を、DF福森が右足で押し込み、前半だけで3点を奪った。

 栃木は後半3分にMF金子翔太(20)のプロ初ゴールで1点を返すも、札幌は同12分、MF小野からのダイレクトパスに反応したMF堀米悠斗(21)が、左サイドから左足でプロ初得点を決め4-1と、さらに突き放した。試合はそのまま札幌が逃げ切り、2試合ぶりの勝利を挙げた。

 初ゴールの堀米は「プレーオフ進出は果たせなかったけど、2万人を超えるサポーターの期待に応えられてよかった。伸二さんのアシストで初得点を決められて光栄です」と喜んだ。

 敗れた栃木は、最下位が決定し、J3への自動降格が決まった。

 試合後のセレモニーで札幌野々村芳和社長(43)はサポーターの前で「来季も引き続いて四方田監督でチャレンジしたいと思います」と、四方田修平監督(42)に、続投要請することを明言した。