G大阪の仲良しコンビMF倉田秋(27)とDF藤春広輝(26)が、チャンピオンシップ(CS)決勝へと導く。27日は、28日のCS準決勝浦和戦(埼玉)へ向けて大阪・吹田市内で非公開調整後、埼玉入りした。倉田は前日26日に27歳の誕生日を迎え、藤春は試合当日に同じく27歳になる。プライベートでも行動をともにすることが多い2人が、一発勝負の大一番で攻守においてキーマンとなる。

 腰痛から回復し、練習に合流している倉田は「どっちが先に点を取るか。いつも以上にアグレッシブに行きたい」。昨年、シーズン終盤の浦和との天王山で試合終了間際に貴重な2点目を奪い勝利に貢献。チームは浦和と勝ち点を2差まで縮め、その後一気に頂点まで上り詰めた。「ゴールはいつも取りたいと思っている。でも俺は(去年点を取った相手だと)気負ってもいいことがない。Jリーグの一戦やと思ってリラックスしたい」と平常心を強調した。

 一方、藤春はプロ入り初めて誕生日が試合当日となる。「大学時代は誕生日に一発退場を食らったことがあった」と苦い思い出を明かしつつ「オウンゴールしないようにしたい」とちゃめっ気たっぷり。相手FW興梠とは日本代表で一緒にプレーしており「特長は分かっている。他にもレッズには気をつけないといけない選手はいっぱいいる」と警戒していた。