G大阪の日本代表GK東口順昭(29)が、神懸かりセーブを連発し決勝進出へと導いた。

 後半5分に、浦和MF梅崎司(28)の左足シュートを右上に飛んでセーブ。後半ロスタイムには浦和MF武藤雄樹(27)がフリーで合わせたヘディングシュートを、両手ではじいた。

 1-1のまま突入した延長後半に13分には、味方のDF丹羽大輝(29)が、あわやオウンゴールとなるバックパスを、ジャンピングキックで反応。触ることはできなかったものの、ポストに当たったボールをキャッチし、カウンターへの初手となって、DF藤春広輝(27)の決勝点を演出した。

 試合のマン・オブ・ザ・マッチにも輝き「ほぼ劣勢だったんで勝ててよかった。集中してできたし、Jの3位なんで失うモノは何もなく、攻めることができた」と話した。

 広島との決勝は、第1戦が12月2日(万博)、第2戦が同5日(Eスタ)。「まずは失点しないことをこころがけたい。バランスを崩してまでやる必要はない」。まずは守備から入り、年間優勝を狙う。