2日から松本の練習に参加していたシンガポール代表GKイズワン・マフムド(25)が、練習参加最終日となる5日、長野・松本市内で行われた松本大との練習試合に後半から出場し、最後のアピールをした。片言の日本語で「まえ!」「うしろ!」「みぎ!」「ひだり!」とDFに指示を送って無失点に抑えた。大声の指示が功を奏したのか、枠内シュートはゼロ。W杯アジア2次予選の日本戦で連発した「神セーブ」の機会はなかった。

 「100%の力を出せた。これからチーム、ファン、町でのすべてが寂しくなると思う。再び戻ってこられると願っているよ」と笑ったイズワンは、今日6日深夜の飛行機で帰国する。加藤GM兼副社長は「それなりのものを持っている」と評価し、来年1月中に合否を判断するとした。反町康治監督(51)の評価は「苦しい」と厳しかった。