G大阪MF遠藤保仁(35)が本拠地のラスト試合を勝利で飾る。26日の天皇杯準々決勝鳥栖戦はJ元年から23年間、本拠地として使用してきた万博でのラストゲーム。途中で移籍してきた遠藤でさえ、15年間も慣れ親しんできた。22日は大阪・吹田市内で練習を実施。遠藤は「ホームでの勝ち数は多かった。力を与えてくれた」と別れを惜しむ。

 万博での直近の試合はチャンピオンシップ広島戦で、後半ロスタイムに逆転負け。「負けた試合はあまり振り返りたくない」と話す主将だが「ACLでも広州恒大に(準決勝で)負けたり(優勝できる)ビッグチャンスで勝ち抜けなかった」と心残りがある。来年からは完成したばかりの吹田スタジアムを使用する。笑顔で新たな歴史に向かうためにも、万博に白星で恩返しする。