G大阪の日本代表FW宇佐美貴史(23)が、誕生したばかりの愛娘に完全復活を報告した。29日の天皇杯・準決勝広島戦(ヤンマー)に向け、28日は万博練習場で非公開調整をこなした。

 一時は不振にあえいだ宇佐美は、26日の準々決勝鳥栖戦で2得点を決めて3-1の完勝に貢献。24日のクリスマスイブに生まれ、まだ入院中の愛娘に早速、報告に行ったことを明かした。

 「『2点取ったよ~』と話しかけました。(愛娘は)白目をむいていましたけどね」と言って周囲を笑わせた。

 チャンピオンシップ決勝で敗れた広島にリベンジを果たせば、天皇杯2連覇に王手がかかる。宇佐美は「コンディションはいい。中2日(の過密日程)だけど、むしろその方がいい状態で試合に入れる。ゴールにつながりやすい場所(ポジション)があるし、そこの嗅覚は逃さないようにしたい。ニオイをかぎながら、プレーすることが大事」と気を引き締めた。

 さらに「自分のゴールがタイトルにつながるまでは、全く満足はできない」ときっぱり。優勝しか頭にない様子だった。