元仙台監督の手倉森誠監督(48)率いるU-23日本代表が26日、今夏のリオ五輪出場権を獲得した。元監督の快挙に、鹿児島キャンプ3日目を迎えた仙台も渡辺晋監督(42)が朝のミーティングで選手たちに報告をするなど、刺激を受けた様子だった。この日からリオ五輪代表世代のルーキーMF差波優人(21)も合流。大学の後輩で、手倉森ジャパンのサイドバックとして存在感を示した、DF室屋成(21)からも刺激を受けたことを明かした。
ジャパンの劇勝から一夜明け、練習前のミーティングで渡辺監督は、語らずにはいられなかった。「五輪代表に関わる誠さん(手倉森監督)や洋平さん(佐藤GKコーチ)らスタッフはベガルタで働いていた人。今度はプレーヤーを送り出したい」。08年から(仙台の)コーチとして手倉森監督に師事してきただけに感激の様子で「ベガルタにもそういう機会をつくっていただいたことに感謝したい」と、さあ次は「渡辺チルドレン」も続けと夢を描く。仙台にはA代表、五輪代表ともに不在なだけに、その思いはなおさら強くなったはずだ。
学校行事で合流が遅れていたルーキーの差波が、やる気満々で鹿児島にやってきた。イラク戦は、睡眠を優先しリアルタイムで観戦しなかったが「同世代なんでやっぱり刺激といいますか、そういうのは受けますね。僕もまずベガルタで結果を残せるようにならないと」。その同世代とはU-23の右サイドバック室屋である。青森山田高、明大時代をともにしたチームメートである。
差波が1つ先輩になるが「セイ(室屋)とサッカーした時間の毎日が刺激的だった」と振り返る。しのぎを削ってきた後輩の活躍する姿を見て「世界で戦う姿は刺激になる。今は出遅れていてレベルの差はあるが(仙台で)試合に出て結果を残せば(代表から)見てもらえると思う」と前を見つめる。
次は、ベガルタ仙台の番である。【成田光季】



