山形が北九州に0-1で敗れ、開幕勝利はならなかった。両チームとも決め手のないまま迎えた後半31分、北九州の190センチFW小松に頭で決められた。その前のCKの場面で、マーク役の山形MFアルセウが接触プレーで転倒し、ノーマークの隙を突かれてしまった。その直後、新加入の山形MFローザのクロスを、MFディエゴが頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、オフサイドで無得点に終わった。石崎信弘監督は「前半は前の3人(林、ローザ、ディエゴ)が前に入りすぎて、バランスが悪くなっていた」と課題を指摘した。

 総シュート数は北九州と同じ7本だが、後半に6本が集中しており「後半のような攻撃ができれば、可能性はある」(同監督)と、前向きにとらえていた。