G大阪のU-19(19歳以下)日本代表候補MF堂安律(17)が決勝点を挙げた。

 今季から参入するJ3のG大阪U-23(23歳以下)メンバーが中心となって出場。高校2年だった昨季にJ1デビューを果たしている堂安はフル出場し、前半30分に左足シュートを決めた。同ユースから飛び級でトップ昇格した今季は目標に掲げた「開幕スタメン」を達成できず、U-23が主戦場となった。

 17歳のMFは「悔しい気持ちがあった。メンタル的に落ちていて練習に入りきれないときもあった」と振り返った。

 そんなとき、声を掛けてくれたのがG大阪U-23の実好監督。個人ミーティングを繰り返し、映像を見ながら課題を指摘された。「運動量(を増やすこと)についてユースのときから言われていた。トップでは阿部くんや晃太郎くん(大森)を見て、もっとやらないといけないんだなと思った。今日90分間走って足つらなかったのはうれしかった」と初々しく笑った。

 目指すのはトップで活躍すること。13日に開幕するJ3のYSCC横浜戦(ホーム)での出場は濃厚だが「もう気持ちは切り替えている。J3で圧倒的な力を見せれば(トップに)上げないといけなくなる。見返してやると思っているし、気持ちは上がっている」と語った。試合は1-0でG大阪が勝ち、試合後、堂安はU-19の代表合宿に向かった。

 東京五輪世代のエース候補はチームでしっかり結果を残し、代表でもアピールするつもりだ。