広島が湘南に土壇場で追い付き勝ち点1をつかんだ。

 前半はホームの広島が主導権を握った。前半10分、MFミキッチの折り返しのパスにDF塩谷が反応。シュートを放つがゴール左へそれた。同28分にはミキッチの右クロスをMFピーター・ウタカが頭で合わせたが枠内には飛ばず。0-0で折り返した。

 対する湘南は後半開始から攻勢に入る。1分。MFパウリーニョがペナルティーエリア手前から左足を振り抜き、ゴール左上へ先制点を突き刺した。昨季王者の広島も冷静だった。22分、CKの際にDF塩谷がペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。これをピーター・ウタカが落ち着いて決め同点に追い付いた。

 しかし、その4分後。湘南はパウリーニョが高い位置でボールを奪うとMF菊池へつなぎ、飛び出したFW藤田祥へパス。藤田祥が左足で決め、勝ち越した。それでも後半ロスタイム。諦めない広島はFW浅野がシュートを放つと相手DFがOG。終了間際にドローへと持ち込んだ。