仙台は今日19日、リーグ第4節アウェー名古屋戦に臨む。開幕から4戦連続で先発起用が濃厚なFW奥埜博亮(26)は、昨季2戦2発を挙げた名古屋戦で自身1号も奪うと誓う。

 初めて背番号「7」をつけ挑んだ昨季はチームトップタイの7得点をマーク。16年シーズンももちろん「2ケタを取りたい」と大台を見据える“名古屋キラー”。17日の紅白戦では1ゴール1アシストと好調ぶりを披露。相手は監督も代わり「違うチームになっていると思うので、いろいろ注意していかないと」と気を引き締めて挑む。

 今季初連勝は自分の足で決める。「チームが勝つために何でもしたい」と常に献身的にピッチを動き回る奥埜だが、やはり「ゴールは取りたいですよ」とニヤリ。対名古屋は「悪いイメージはないですし」と今季1号を決めるに絶好の相手と言わんばかり。今季は福永コーチの就任で居残り練習の仕方もレベルアップさせた。「打つだけ」の単調なシュート練習から、多彩なパターンでゴールを割る訓練を繰り返すようになった。「ゴール前に行く回数を増やせば、練習のように決められると思う」とイメージはバッチリ。奥埜弾で連勝だ。【成田光季】

 ▼仙台対名古屋データ 通算成績は6勝4分け6敗の五分。しかし、11年7月2日△1-1から10戦負けなし中(6勝4分け)と近年バツグンに相性の良い相手。過去の対戦ではFWウイルソン、MF梁勇基、MF菅井が各3ゴール、昨季はMF奥埜が2得点を奪った。