G大阪の元日本代表MF遠藤保仁(36)が、トップ下に固定されることが濃厚になった。明日21日の広島戦(アウェー)に向け、19日は万博練習場で非公開調整。長谷川監督は珍しく「ボランチは秋(倉田)、トップ下はヤット(遠藤)で行く」と事前の選手起用を断言。不振の攻撃陣を活性化させるために、本来は攻撃的MFの倉田を配置転換してまで「トップ下遠藤」にこだわる方針を示した。

 ボランチは、遠藤と今野の元代表コンビが不動で、そこにU-23日本代表のMF井手口が割って入る構図だった。夏までは、井手口が五輪に専念する方向になるため、遠藤を最大限生かすために倉田をコンバートする。遠藤は「どの位置に入っても役割を理解しながら、得点に絡んでいきたい」と意欲をみせた。倉田も「後ろから得点に直結するパスを狙いたい」と意気込んだ。現在8位のチームは、総得点で首位川崎F(26点)の半分にも満たない11得点。司令塔遠藤で、巻き返しを図る。