暫定首位の川崎Fは新潟とスコアレスドローに終わった。

 序盤から圧倒的にボールを支配し、前半7分はFW小林悠(28)が強烈なシュートを放つもポスト直撃。再三の好機を決めきれず、終盤は逆に新潟のカウンターを浴び3度も失点の危機にさらされたが、GKチョン・ソンリョンの好セーブに救われた。

 風間八宏監督(54)は「立ち上がり、いいリズムだったが決められなかったことがすべて。ただ、負けなかったのは悪いことではない」と振り返った。指揮官は、GKソンリョン、DF谷口とエドゥアルド、MFエドゥアルドネットの名を挙げ「最後を止めてくれた」とねぎらった。

 エースFW大久保嘉人(33)と小林は「サイドから崩せていた」と口をそろえ、勝ち点1に悔しさをにじませていた。