FCソウルの崔龍洙監督(42)が、逆転での8強進出のカギになる「2つのオプション」について熟慮している。24日、アジアチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦浦和戦の公式会見に出席。アウェーで行われた第1戦では、終盤に196センチFWシム・ウヨンを入れてのパワープレーで浦和を苦しめたが、第2戦での起用について「よく考えないといけない」と吐露した。

 「起用する時間帯をはかる必要がある。点を取りに行かないといけない状況も考えられるが、前がかりになりすぎれば、自分たちの後方にスペースができてしまう。それでアウェーゴールを許すようなことになれば、さらに苦しくなってしまう。大事なのは投入するタイミングだと思う」

 また、第1戦では通常は3バックの一角に入るDFオスマルをボランチで起用した。的確な位置取りで浦和の縦パスを封じる一方、3バックからの攻撃の組み立ては精彩を欠いた。

 「浦和の3トップ(1トップ2シャドー)のプレスが驚異的なので、まずはそこをつぶさないといけない。オスマルは守備的なポジションならどこでも十分な働きをしてくれると期待している。いずれにしても一晩考えないと」

 浦和のホームで行われた第1戦では、浦和が1-0で勝利。FCソウルは2点差以上で勝たないと、8強進出はできない。1点差で勝っても、アウェーゴールを1点でも許せば敗退となる。1-0で勝った場合、2戦合計の勝利数、スコア、アウェーゴール数すべて並ぶため、15分ハーフの延長戦に突入する。決着がつかなければPK戦になる。