浦和MF梅崎司(29)がクラブの枠を超え、熊本地震の被災者支援に動く。

 同世代で親交がある鳥栖GK林と合同で、佐賀・ベストアメニティースタジアムで行われる29日アウェー鳥栖戦に、被災者100人を招待する。

 「東日本大震災の時は、すぐに行動できなかった。今回は生まれ育った九州でもある。自分にできることはないかと考えてきた。サッカーを通して気持ちを伝えるのが、自分にできる一番じゃないかと」と梅崎。J1の会場では最も熊本に近い鳥栖戦なら、被災者に足を運んでもらうことも可能だと考えた。

 こうした支援活動は、所属クラブのサポートが得やすいホーム戦で行うことが多い。しかし今回は、林や鳥栖の協力を得て、異例の両軍選手合同という形になった。長崎県出身で、大分の下部組織で育った梅崎は、これまでもチャリティーオークションや支援金の寄付などを行ってきた。