新潟は、ここ3試合とはまったく違った姿をみせた。

 第11節G大阪から始まり、12節浦和、前節川崎Fと3試合連続でスコアレスドローだったが、この日は4失点。3試合無得点だった攻撃は、後半31分のDFコルテースと、ロスタイムのレオ・シルバのPKで2得点。無失点も無得点も止まった。その結果が敗戦。第6節から続く未勝利だけが9試合と伸びた。

 「情けない試合をしてしまった」。吉田監督は言う。強敵相手の連続無失点で、守備の連係と強固なブロックに手応えを感じていた。だが、仙台戦では数的有利の場面で突破を許し、セットプレーでマークをルーズにするなど、甘さが目立った。「もう1度原点に立ち返らなければ」(吉田監督)。波に乗りきれない状況に厳しい表情を見せた。