横浜はホームで0-1で敗れ、優勝を狙った第1ステージは勝ち点22の11位(6勝4分け7敗)に沈んだ。

 大黒柱のMF中村が故障でベンチ外。最前線に立つブラジル人助っ人のFWカイケも好機でシュートミス。背番号9を託された点取り屋が、出場12試合1得点では勝負にならない。

 終了間際、相手の長身FW平山にセットプレーから決められた1点に屈した。この試合展開にDF中沢は「セットプレーで仕留めて勝つ、ウチがやりたいことをやられた」。右目の上を切り、処置後にばんそうこうを貼った痛々しい姿で最後に取材エリアに姿を見せたクラブの象徴は、第2ステージに向け危機感をにじませていた。