第1ステージで最下位に沈んだ福岡は29日、福岡市の雁の巣レクリエーションセンターで練習し、第2ステージ初戦の7月2日浦和戦(レベスタ)に備えた。

 大雨の影響で天然芝グラウンドが使えなかったが、同センター内にある屋根付きグラウンドで約1時間調整。今月26日からチームに合流した横浜から完全移籍加入のMF三門雄大(29)も精力的な動きを見せた。今季は3試合無得点だが、第2ステージからの巻き返しを目指す井原正巳監督(48)の期待が大きい新戦力だ。

 新潟、横浜でJ1リーグ戦通算186試合11得点、ボランチやサイドバックなど複数ポジションをこなす適応能力に、指揮官は「経験豊富でリーダーシップもありチームを引っ張ってくれると思う。ユーティリティーな選手で運動量もある。人間的にも素晴らしい」。三門も「井原監督のサッカーを信じてやるだけ。練習から引っ張り、声をかけてやっていきたい」と、新天地の挑戦に意欲を見せた。