新潟は0-1で鳥栖に敗れ、今季初の連勝はならなかった。

 後半19分、鳥栖にロングパスを奪われて逆にパスを出されると、鳥栖FW豊田陽平(31)に守備の裏に走られた。DF増田繁人(24)が懸命に戻るが、豊田にかわされ先制された。

 後半9分、開幕から全試合フル出場を続けていたDF大野和成(27)が接触の際に右足を負傷し、増田に交代。それまで豊田を止めていた大野の離脱は、新潟の守備のリズムを微妙に狂わせた。

 新潟は前半25分、右サイドから仕掛けたMFラファエル・シルバ(24)がペナルティーエリア内に進入。同35分にはラファエル・シルバが奪ったボールを受けたMF野津田岳人(22)が左足でミドル。FW山崎亮平(27)もゴール前に顔出す。だが、そこから決められなかったことも響いた。

 吉田達磨監督(42)は「鳥栖は勝ち点を得るごとに自信をつけている」と、第2Sに入って3位につける鳥栖の好調さを警戒していた。結果的に相手の勢いを止められず、連勝の機会を逃した。