J2札幌FW内村圭宏(32)が、今日3日の天皇杯2回戦、J2岡山戦(札幌厚別公園競技場)でのゴールを誓った。札幌厚別での公式戦通算200試合目。同競技場では通算8発と、現所属最多の「厚別男」が勝利を呼び込み、同会場で開催される11日のリーグ再開初戦、群馬戦に勢いをつなげる。

 昇格には直結しない戦いだが、プロとして試合に臨む気持ちは変わらない。1回戦筑波大戦はベンチ入りのみで出場なし。8月25日のJ2リーグ熊本戦以来9日ぶり公式戦出場に「天皇杯も同じ公式戦。いい試合をしてリーグ戦に弾みをつけられるように」と意気込んだ。

 クラブライセンス制度の問題で今季はリーグ3試合と開催数が減った同競技場だが「厚別は外でやる気持ち良さがある。イメージはいい」と前を向いた。メモリアルマッチで試合勘を上げ、昇格争いへのエネルギーに変えていく。

 ◆札幌厚別での公式戦 通算199試合(106勝37分け56敗)。内訳はリーグ戦185、ルヴァン杯(旧ナビスコ杯)4、天皇杯10試合。50試合目は00年5月14日J2鳥栖戦で2-0、100試合目は05年5月14日同水戸戦で2-0、150試合目は09年11月8日同富山戦で、MF石井の得点で1-1と引き分けた。