J1で年間勝ち点1位の川崎Fが、J3秋田を逆転で下し、3回戦にコマを進めた。

 秋田は序盤から、川崎Fの最終ラインとボランチに激しいプレスをかけてきた。先制したのは秋田。前半28分、中盤でのパスカットからカウンターを仕掛け、FW前山恭平(28)が強烈なミドル弾を決めた。

 先制されても、リーグトップの得点力を誇る川崎Fのイレブンは動じなかった。必ず最後に相手がばてると見越し、焦らず速いテンポでパスを回し、中央、サイドから厚みのある攻撃を仕掛けた。後半22分、DFエドゥアルド(27)がDF車屋紳太郎(24)のマイナスクロスを押し込み同点に追いつくと、後半32分には、FW大久保嘉人(34)が、ゴール前で冷静に右足を振り抜き勝ち越し弾。5分後の同37分には、途中出場のMF田坂祐介(31)がダメ押し点を決め、ヒヤヒヤながら勝利を手にした。