G大阪MF井手口陽介(20)が、チームを優勝に導くためミドルシュートを新兵器にする。18日は、大阪・吹田市内で回復トレーニングを行った。

 17日の名古屋戦でプロ初ゴールを記録。一夜明けたこの日の朝には「おじいちゃんとおばあちゃんが新聞を読んでくれたみたいで、電話をかけてくれた。応援してくれてるんやな、と感じました」と決意を新たにした。

 初ゴールは右足のミドルシュートだった。「練習でもたまにしかできないようなシュートだった」。普段の練習では無回転の速くて落ちるボールを蹴られるよう特訓している。長谷川監督が「練習でいつもすごいシュートを打っている。試合で(ゴールの)枠に飛ばせたらなと思っていた」と太鼓判を押すほど。

 得意の形で1点を取ることはできたが、本人もまだまだ納得していない。「これをコンスタントにできるようにしていきたい」。チームは第2ステージ2位で首位浦和とは勝ち点2差。10月1日には敵地で直接対決が待つ。ライバル相手に勝ち点3を獲得するためにも、井手口は完璧なミドルシュート習得を目指す。