湘南のU17日本代表DF石原広教(ひろかず=17)がプロ初先発する可能性が出てきた。

 21日、神奈川・平塚市内で天皇杯の徳島戦(22日・BMWス)へ向けて、約2時間練習。実戦形式の練習では主力組としてプレーした。現在2種登録で、来季からトップチーム昇格が決まっている男は「考えすぎず、とにかく頑張ることだけに集中したい」と意気込んだ。

 汚名返上のチャンスでもある。6月のナビスコ杯神戸戦で後半開始から出場し、デビューを飾ったが、右足に痛みが出て、わずか22分しかピッチに立てなかった。せっかくのチャンスを生かせず、試合後には曹貴裁監督(47)から「世界に出て行く上で甘い」などと一喝された。石原も「もっとやれたんかないかと思う」と後悔の念があるだけに、燃えている。

 曹監督は「成長した。プレーの責任感が出てきた」と期待を込めた。