新潟は13日、練習試合でJAPANサッカーカレッジに7-0で勝利。FW鈴木武蔵(22)が2得点し、好調ぶりをアピールした。

 「調子は、悪くはないですね」。鈴木は少し控えめに2得点を受け止めた。30分を4本行う変則マッチで1、2本目の合計60分間出場。本来のFWではなく、右サイドハーフに入り、機動力を発揮する。1本目の10分、MF端山豪(23)のクロスをヘディングで押し込む。2本目の17分も、端山のパスからペナルティーエリア内に進入して右足でゴールを奪った。

 「右サイドハーフはフリーでもらったら、右足で打てる」。ポジションの特性を生かして、狙いどころを押さえての得点だ。「武蔵はずっと調子がいい。見ていてわくわくするプレーをする」。11日から始まったミニキャンプの3日目。片渕浩一郎監督(41)は、疲労が募る中で結果を出したことを評価した。今季、鈴木はまだリーグ戦で得点がない。残り3試合。鈴木の得点が残留をつかみとるカギになる。