J1チャンピオンシップ(CS)準決勝・川崎F戦(23日、等々力)に臨む、鹿島の日本代表MF永木亮太(28)が、ボランチのポジション争い激化を歓迎した。

 19日、茨城・鹿嶋市内で行われた練習は、紅白戦などで攻守の連係を確認。MF小笠原満男(37)、三竿健斗(20)と入れ替わりながら務め、「健斗は(天皇杯神戸戦で)初めてのスタメンで勝利に貢献してくれたし、自分も代表から戻ってきたし、(柴崎)岳も(ケガから)そろそろ戻って来られると思う。定位置争いが激しくなることはチームとして強くなっていくこと」と前を向いた。7年ぶりの4連敗でリーグ戦を終えただけに、12日の天皇杯4回戦神戸戦での2-1勝利も「CSに向けていい流れになった」と、雰囲気向上を強調した。

 また、10月22日の東京戦を最後に、右足痛で離脱しているMF柴崎岳(24)もCSでの復帰を目指し調整中だ。この日も別メニュー調整だったが、かなり負荷をかけた練習も実施。チーム練習が終わったグラウンドでは、豪雨の中で約40分間、シュート練習も行った。強烈なミドルシュートやドリブルからのシュートなどを放った感触について「大丈夫です」。全体練習復帰も間近に迫ってきた。