仙台DF平岡康裕(30)の来季残留が濃厚になったことが、25日に分かった。平岡は今年2月にJ2清水から期限付き移籍で加入。保有権を持つ清水からは、契約更新オファー期限のこの日までに条件提示がなかったもようだ。仙台は既に今季公式戦終了後にオファーを出しており、現状は他クラブからの獲得オファーはないことから、完全移籍による仙台残留が濃厚だ。

 平岡は仙台移籍後にいきなり副主将に任命され、DF渡部とともにセンターバックとして守備陣を引っ張った。今季リーグ戦28試合に出場し、クラブが目指した「堅守速攻」のサッカーを支えた。来季も指揮を執る渡辺監督にとっては朗報といえる。

 また仙台は同日、東京から期限付き移籍で今季加入したMF三田啓貴(26)が来季から完全移籍することを発表した。三田はクラブを通じ「来シーズンもベガルタ仙台でプレーできることになり、うれしく思います。仙台のため、タイトル獲得のために全力を尽くします。共に戦いましょう!」とコメント。仙台は他にも、FWハモン・ロペス(27)ら主力との契約更新に向けて全力を挙げている。