川崎FのMF中村憲剛(36)が26日夜、23日のJリーグチャンピオンシップ準決勝・鹿島戦(等々力)で敗れて以来、初めてブログを更新した。その中で、サポーターに悲願のJリーグの頂点に立てなかったことを謝罪しつつ、FW小林悠(29)がブログで残留を表明したことを喜んだ。

 中村は冒頭で「たくさんの方に悔しい思いをさせてしまい本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。そして敗戦後に「周りは良い環境を作ってくれたが結果が全てなので。今は喪失感が大きすぎてコメントできない…」とだけ語って競技場を後にしたこと、今日までブログを更新できなかった理由をつづった。

 「自分も含め、フロンターレを愛する全ての人がどれだけ今年に期待をかけてくれていたか。ホームアウェイ問わず毎試合たくさんの応援と川崎市のみなさんを始めとしたバックアップを感じてみんなでひとつになってリーグ戦を戦って掴んだこの舞台。そこで負けてしまった悔しさ、みなさんの期待を裏切ってしまった悲しさ、自分自身への情けなさ、失ったものの大きさから試合直後は情けない話ですが何も考えられませんでした」(原文のまま)

 そして、小林がブログで「やっぱり僕はフロンターレでタイトルがとりたいんだな」などとつづり、川崎Fとの契約延長を報告したことに、後押しされた思いをつづった。

 「ここで立ち止まっていてはいけない、気持ちを前に進めていかなければいけないと思いだしてるところに、先ほどユウから来シーズン以降もフロンターレでという報告がありました。正直、嬉しかった」(原文のまま)

 その上で「『フロンターレでタイトルが取りたい』その気持ちはみじんも変わってないです。今、チームはオフで新たに天皇杯へと向かうための英気を養っています」と、悲願の初タイトルがかかる、12月24日の準々決勝・東京戦(味スタ)への思いをつづった。