C大阪が3年ぶりのJ1復帰に王手をかけた。右足首手術から復帰したFW柿谷曜一朗(26)が6月4日讃岐戦以来、約半年ぶりの復活弾で先制。京都に追いつかれて1-1の引き分けながら、リーグ順位で4位C大阪が5位の相手を上回っているため決勝に進んだ。柿谷は「(得点は)うれしかったけど勝っていない。まず(J1に)上がらないといけない」。大熊監督は「元気づけてくれる得点だった」と感謝した。

 一方で岡山が劇的に勝ち上がったことで、リーグ順位で岡山を上回るC大阪に一気に流れが来た。決勝戦は松本までの移動を回避して本拠地開催となり、引き分けでもJ1復帰が決まる。それでも日本代表MF山口は「決勝は何が起きるか分からない」。柿谷も「今日の展開では守りきらないといけない。チームメートに厳しく言います」と気を引き締めた。

 ◆J1昇格プレーオフ J2の3~6位でJ1昇格の3枠目を争う(1、2位は自動昇格)。各1試合のトーナメント制で、3位対6位、4位対5位で準決勝を行い、勝者が決勝に進出。会場は準決勝と決勝ともに年間上位クラブのホーム。試合方式は90分間の試合を行い、準決勝および決勝ともに引き分けの場合は年間順位の優位性を確保するため年間上位クラブを勝者とする。