J2清水の小林伸二監督(56)が希望する「プレキャンプ」の候補地は、沖縄県が最有力となった。2日、静岡市内での練習を指導した小林監督は「まだ何も決まっていない」と前置きした上で「沖縄(本島)、石垣(島)が候補に挙がっている」と話した。

 例年、クラブは静岡市内の練習場で始動し、1月下旬から鹿児島でキャンプを行う。来年も1月中旬の始動を予定しているが、初日から遠隔地で行うことが有力だ。そのために、年始から三保グラウンドを開放し、選手には自主トレなどを行える環境も整えるという。「(プレキャンプを)やるなら始動初日から。少しでも暖かい場所でやれれば、体作りもスムーズにいきますから」。

 来季のJ1開幕は、今年より2日早い2月25日の予定。チームは今月11日まで練習を行い、約1カ月のオフに入る。「J1は精度とスピードが違う。まずそこに慣れること。そのためにはいい準備をしなければいけない」。開幕前にはJ1クラブとの対外試合を数回行う予定で、2年ぶりのJ1を戦い抜くために万全を期す構えだ。【神谷亮磨】