5日にC大阪からの退団を発表した、元日本代表FW玉田圭司(36)が同日夕方、ブログを更新し、無念の思いとともにファンへの感謝、C大阪へのエールをつづった。

 「昨年、昇格を逃した時にこのチームで絶対昇格してやると心に誓ったのを思い出します。最近なぜかベンチ外が続いていたので、今回契約が満了になることも覚悟していたのも確かですが、最後まで試合にからみたかった、そしたら喜びはもっともっと大きかったのに…と一年前を思い出して、そういう気持ちになりました」(原文のまま)

 玉田は名古屋を退団し、昨年にJ2のC大阪に入団した。J1昇格まであと一歩まで迫ったが、同12月6日のJ1昇格プレーオフ決勝・福岡戦では、後半15分に自らの先制弾でリードしながら同42分の失点で1-1に追いつかれて1-1で引き分け。年間順位で1位上だった、3位の福岡に昇格を譲った。ブログでは当時を振り返り「昨年、昇格を逃した時にこのチームで絶対昇格してやると心に誓ったのを思い出します」と振り返った。

 迎えた今季は、2月28日の開幕からベンチを温め、初出場は4月9日のアウェー清水戦、しかも出場時間1分に終わった。その後、2試合途中出場が続いたが、再び控えに戻り、初先発は6月26日の東京Vとのホーム戦まで待たなければならなかった。9月11日の長崎とのホーム戦で、ようやく今季初ゴール。玉田はブログで、苦しいシーズンの中で思っていたことをつづった。。

 「シーズン中、心が折れそうになることもありました。そんな時にいつも声をかけてくれたコーチの言葉に何度も助けられました。チームメイトにも何度も励まされました」(原文のまま)

 その上で、玉田は「セレッソの大事にして来た20番を僕に託してくれたこと、期待して応援してくれたこと、忘れることはありません。(中略)才能豊かな選手がたくさんいるので、これからが楽しみです。離れても応援しています!」とつづった。