J2残留を決めた金沢は6日、来季の新監督として柳下正明氏(56)が就任すると発表した。さらに強化・アカデミー本部長に和田昌裕氏(51)が就くことも発表した。

 柳下氏はクラブを通して「金沢からオファーをいただき、感謝している。攻撃も守備も自分たちからアクションを起こすスタイルを構築し、ゴール前でのシーンを増やして、石川県の皆様に応援してもらえるようなサッカーを目指します」と意気込んだ。トップチームの監督1年目となった03年は磐田でJ1で2位、天皇杯優勝を経験。10年には磐田をナビスコ杯優勝に導いている。

 和田氏は「クラブがますます発展するように微力ながら全力を注いでいきたい。トップチームを強化していくためには、アカデミーは大変重要。ツエーゲン金沢が、近い将来J1に昇格することを信じて、みなさんと一緒に頑張りたいと思います」とコメントした。和田氏は神戸や京都、タイで監督を歴任。神戸では強化部長も務めた経験もある。