滝川二(兵庫)が秋田商に2-0で勝ち、4年ぶりに2回戦に進んだ。

 前半9分にFW山田裕也(3年)のゴールで先制すると、続く30分にはFW本田周作(3年)が追加点。守っても前線から早い寄せでボールを奪い、試合の大半を敵陣内でプレーした。就任2年目の松岡徹監督は、全国舞台で初勝利で、試合後は「3年生が頑張ってくれた」と笑った。

 卒業生には日本代表FW岡崎慎司や鹿島FW金崎夢生ら、第一線で活躍する選手も多い。移動のバスでは優勝した10年度大会の映像を見て、鋭気を養った。2点目を挙げた本田は「岡崎選手の得点への嗅覚は見習っている。泥くさく得点できた。先輩たちの勢いにのって優勝したい」と笑顔を見せた。今大会は埼玉での勝利を目標に、合言葉は「年を越そう」。1つハードルをクリアし、次は埼玉を目指す。