元日本代表MFの木村和司氏(58)が、脳梗塞で入院中のラモス瑠偉氏(59)にエールを送った。ラモス氏は12月29日朝、都内の自宅で体調を崩していたのを夫人が発見、病院で脳梗塞と診断された。関係者によると、10日間ほど入院して様子をみるという。長男ファビアノ氏も「詳しい検査はこれからだが、会話はできる状態」と説明した。ニュースで知った木村氏は「詳しい病状は分からんけど、頑張ってほしい。心配」と話した。

 木村氏自身も昨年1月に脳梗塞で倒れた。同年5月には仕事復帰したが、リハビリは続けている。支えになったのは家族の存在と「もう1度、ボールが蹴りたい」という思い。日産(現横浜)と読売ク(現東京V)の司令塔、代表の背番号10として、日本サッカーを引っ張ってきただけに「まさか、あいつも同じ病気になるとは。1人では大変だけど、家族がいてよかった。早くよくなって欲しい」と、30年来の親友を気遣っていた。