鹿島が6年ぶり5度目の制覇を成し遂げ、国内19冠を達成した。川崎Fは悲願の初優勝に届かなかった。

 川崎Fは序盤から攻め込み決定機をつくるが、得点に結びつかない。

 鹿島は終始押し込まれる展開を耐え、前半42分に先制。MF遠藤の右CKからゴール前で山本がヘディングシュート。相手GKチョン・ソンリョンがはじいたが左ポストに当たりゴールに吸い込まれた。鹿島の1点リードで試合を折り返した。

 後半に入り、川崎Fが追いつく。後半9分にMF三好がゴール正面ペナルティエリアライン付近から右サイドのFW小林にパス。小林は右足でシュートを放ち同点に追いついた。その後は両チーム得点を奪えず延長戦へ突入した。

 延長前半4分に鹿島が勝ち越す。MF鈴木からペナルティエリア内の右サイドのDF西へパス。西はトラップするが相手DFと接触し転倒。近くにいたMFファブリシオが右足シュート放ち勝ち越した。川崎Fの反撃は一歩及ばず、鹿島が勝利した。