仙台は鹿児島キャンプ8日目の25日、東海大熊本と練習試合(30分×4本)を実施。新布陣「3-4-3」で臨み、計11-0で圧勝した。

 左WBなら俺もいる!!。新人DF永戸勝也(22=法大)は3、4本目に出場。1得点2アシストと結果を出した。プロ初実戦でも「緊張しなかったですし、周りの選手がうまく使ってくれた」と、自慢の左足で大活躍した。

 周囲の評価も高い。3本目の21分に永戸のクロスから得点したFW石原直樹(32)は「タイミングばっちりでした。(公式戦に)入った時も意識してできれば」と早くも信頼を寄せる。4本目の30分に永戸のクロスでハットトリックを決めたMF奥埜博亮(27)は「クロスがうますぎて緊張しました」とべた褒めした。渡辺監督も奥埜へのクロスを強調して評価した。永戸は「サイドで高い位置を取って、左足をうまくいかしていきたい」と役割を理解している。自己評価は10点満点で6点だが、「開幕戦は譲らない」と強気だ。攻守にわたる活躍を目指す。