昨季まで清水でプレーした元日本代表のJ2山形MF本田拓也(31)が、J1昇格への熱い思いを明かした。山形は1月17日から御前崎市で1次キャンプを張っており、1月31日は御前崎ネクスタフィールドで戦術練習を行った。

 キャンプインから2週間がたち、本田は「コンディションはまだまだ」と言いながら、ミニゲームでは激しい球際のプレーを見せていた。若手が多いチームで「拓さん」と呼ばれ、練習中も存在感を発揮。新加入ながら、木山隆之監督(44)から主将就任の打診を受け、即決した。「断る理由はないし、迷いはなかった。しっかり務めたい」と話した。

 チームの目標は、3年ぶりのJ1復帰。そのために粉骨砕身するつもりだ。「個人の目標はありません。チームがJ1に上がるために、自分は何ができるか。チームにしっかり貢献したい」。清水では15年に主将を務めるなど、チームの中心としてプレーした。「清水はお世話になったクラブ。山形で1年でJ1に上がって、来年は同じ土俵で試合ができるように、頑張りたい」と古巣への思いを明かした。【保坂恭子】