J2長崎の池ノ上俊一社長(49)が、経営責任を取って辞任届を提出したことが9日、関係者の話で分かった。2016年決算(16年2月~17年1月)で、J2に参入した13年以降最大となる約1億2千万円の最終赤字を計上する見通しだという。

 岩本文昭専務、服部順一ゼネラルマネジャー(GM)は辞任届を出して受理され、1月末で辞任した。クラブによると、収入の中心だった広告収入が大幅に落ち込んだことが赤字の主な原因としている。

 元日本代表の池ノ上社長は鹿児島県出身で、横浜フリューゲルスなどで選手として活躍。昨年4月に社長に就任していた。